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お城ミニ知識2

 

3.天守の型 4.天守の様式

 

3.天守の型 − 望楼型と層塔型−

天守にはいろいろな形状が見られます。天守の形及び建築方法から分類します。

 

天守の型 特  徴 現存天守 復元天守 現存
しない
重要天守
望楼型
天守
天守は、当初は大きな入母屋造りの館の上に、小さな望楼を乗せる形式でした。
この形式の特徴は、入母屋部分と望楼部分の構造が分離し、柱が連続しない、外観と内部の階数が一致しない(通常内部の方が階数が多い)等です。
このような構造上の矛盾は、外観には適度な変化となり、破風などの装飾も多くなります。
丸岡城
犬山城
彦根城
松江城
高知城
高島城
岡山城
広島城
安土城
後期
望楼型
天守
望楼型天守も、時代が下ると上部の望楼部分が複雑化・巨大化してきます。 姫路城 熊本城 豊臣期
大阪城
層塔型
天守
築城技術が進化し、いよいよ層塔型天守が登場します。文字通り「塔」のような構造を持ち、下から上までが一体化します。
外観と内部の階数が一致し、上層階になるにつれ、徐々に面積が狭くなっていきます。
ストレートな構造であることから、外観は破風などが少なく、単純になりがちです。
弘前城
松本城
備中松山城
丸亀城
松山城
宇和島城
福山城
(北海道)
会津若松城
名古屋城
大垣城
和歌山城
徳川氏
大阪城
第一期
江戸城
第二期
江戸城
第三期
江戸城
南蛮型
天守
層塔型天守の中で、部分的に上階が下階よりも広くなっていて、張り出すけような形状になっています。現在わかっているところでは、高松城、岩国城、小倉城の三城。 高松城の天守は明治維新後取り壊しで失われています。
岩国城天守は江戸時代の一国一城令で取り壊され、小倉城も江戸時代に失われており、いずれも現在見られるのは復興天守です。

 

4.天守の様式 − 独立式・複合式・連結式・連立式−

天守も単独で建っていたり、他の櫓などと結ばれていたりと様々です。その形式の分類を見ます

 

天守の型 特  徴 現存天守 復元天守 現存しない
重要天守
独立式
天守
天守だけの、最もシンプルな形。 弘前城
丸岡城
犬山城
備中松山城
丸亀城
高知城
宇和島城
福山城
(北海道)
会津若松城
安土城(?)
豊臣氏大阪城
複合式
天守
天守に小天守、櫓などを結合させ様式。 彦根城
松江城
岡山城
大垣城

 
連結式
天守
複合式は天守閣と小天守、櫓などが直接結ばれていますが、連結式は、多聞櫓(通路)で結び、各櫓の独立性がやや高くなっています。

松本城天守は、乾小天守とは多聞櫓で連結され、辰巳附櫓・月見櫓とは直接複合しており、連結式と複合式を兼ねています。

松本城
広島城
高島城
名古屋城
熊本城
 
連立式
天守
連結式がさらに進んだ形式。天守・小天守・櫓を四方に配置し、多聞櫓つないだ形になります。 姫路城
松山城
和歌山城  

独立式、連結式、連立式は、城郭建築の進化と見ることもできますが、城の地形、縄張りによっても異なり、絶対的なものではありません。

 

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