
| お城ミニ知識2 |
天守にはいろいろな形状が見られます。天守の形及び建築方法から分類します。
| 天守の型 | 特 徴 | 現存天守 | 復元天守 | 現存 しない 重要天守 |
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| 望楼型 天守 |
天守は、当初は大きな入母屋造りの館の上に、小さな望楼を乗せる形式でした。 この形式の特徴は、入母屋部分と望楼部分の構造が分離し、柱が連続しない、外観と内部の階数が一致しない(通常内部の方が階数が多い)等です。 このような構造上の矛盾は、外観には適度な変化となり、破風などの装飾も多くなります。 |
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丸岡城 犬山城 彦根城 松江城 高知城 |
高島城 岡山城 広島城 |
安土城 |
| 後期 望楼型 天守 |
望楼型天守も、時代が下ると上部の望楼部分が複雑化・巨大化してきます。 | ![]() |
姫路城 | 熊本城 | 豊臣期 大阪城 |
| 層塔型 天守 |
築城技術が進化し、いよいよ層塔型天守が登場します。文字通り「塔」のような構造を持ち、下から上までが一体化します。 外観と内部の階数が一致し、上層階になるにつれ、徐々に面積が狭くなっていきます。 ストレートな構造であることから、外観は破風などが少なく、単純になりがちです。 |
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弘前城 松本城 備中松山城 丸亀城 松山城 宇和島城 |
福山城 (北海道) 会津若松城 名古屋城 大垣城 和歌山城 |
徳川氏 大阪城 第一期 江戸城 第二期 江戸城 第三期 江戸城 |
| 南蛮型 天守 |
層塔型天守の中で、部分的に上階が下階よりも広くなっていて、張り出すけような形状になっています。現在わかっているところでは、高松城、岩国城、小倉城の三城。 | ![]() |
高松城の天守は明治維新後取り壊しで失われています。 岩国城天守は江戸時代の一国一城令で取り壊され、小倉城も江戸時代に失われており、いずれも現在見られるのは復興天守です。 |
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天守も単独で建っていたり、他の櫓などと結ばれていたりと様々です。その形式の分類を見ます。
天守の型 特 徴 現存天守 復元天守 現存しない
重要天守独立式
天守天守だけの、最もシンプルな形。 弘前城
丸岡城
犬山城
備中松山城
丸亀城
高知城
宇和島城福山城
(北海道)
会津若松城安土城(?)
豊臣氏大阪城複合式
天守天守に小天守、櫓などを結合させ様式。 彦根城
松江城岡山城
大垣城
連結式
天守複合式は天守閣と小天守、櫓などが直接結ばれていますが、連結式は、多聞櫓(通路)で結び、各櫓の独立性がやや高くなっています。 松本城天守は、乾小天守とは多聞櫓で連結され、辰巳附櫓・月見櫓とは直接複合しており、連結式と複合式を兼ねています。
松本城
広島城
高島城
名古屋城
熊本城連立式
天守連結式がさらに進んだ形式。天守・小天守・櫓を四方に配置し、多聞櫓つないだ形になります。 姫路城
松山城和歌山城
独立式、連結式、連立式は、城郭建築の進化と見ることもできますが、城の地形、縄張りによっても異なり、絶対的なものではありません。